耐震診断とは…
今後起こりうる地震に対して建物が、十分な耐震性を持っているかを調べ 地震に対する強さを理解し倒壊の恐れがあるかないか安全性を確認する事です。
世界有数の地震大国である日本において、地震は避けて通れません。
地震が発生したときに備えて、建築物の耐震性の向上は必要不可欠です。 平成7年には「建築物の耐震改修の促進に関する法律(耐震改修促進法)」が施行されました。 多数の人々が利用する施設・マンション等又は防災拠点・支援拠点となる建築物には耐震診断・改修する努力義務があります。
■ 鉄筋の調査
調査内容:既存建物のコンクリート内にある鉄筋の本数や口径、配置、深さなどの調査をします。

1.電磁誘導法による鉄筋探査(フェロスキャン)
既存建物のコンクリート内にある鉄筋の本数や口径、配置、深さなどの調査をします。
磁誘導装置(フェロスキャン)を使用して、鉄筋探査をします。鉄筋の配置、口径及びかぶり厚を計測します。

2.電磁波レーダー法による鉄筋探査(RCレーダー)
電磁波をコンクリートの表面から内部に向けて放射し、対象物からの反射信号をキャッチする事により、対象物の位置や深さを画面表示し、プリンタ、コンピュータ等へ記録します。
■ ひび割れ調査
鉄筋コンクリート造建物は健全なものでも、年数が経過すればある程度のひび割れは避けらません。
目視観察の箇所としては、天井点検口、パイプスペースなどからの構造躯体コンクリート面の観察が望ましいが、躯体を直接に観察できない場合には、仕上げ面から観察することになります。
ひび割れはは、多くの原因が複雑になって生じます。
構造ひび割れ(せん断ひび割れ、曲げひび割れ)によるものか、変形(不同沈下などの)によるものか、乾燥収縮、、劣化によるものかは目視観察によりある程度は可能です。
調査結果はクラックスケール、目視などによりひび割れ幅、長さ、原因を想定し軸組図に記入していきます。構造的に重要な影響を与えるようなひび割れが多く観察された場合には、別途詳細なひび割れ調査を行う必要があります。
■ 不同沈下の調査
「不同沈下」とは地盤や建物の基礎が不安定な為、建物が、ふぞろいに沈下を起こし傾くように建物が沈んでいくこと。
不同沈下によって生じるひび割れは、沈下の少ない部分から沈下の大きい部分に向かって斜め上方を指す方向に生じます。
このことから、壁面に生じているひび割れパターンによってどの方向に大きく沈下しているかを推察することができます。
また、サッシュの開閉や排水の具合が悪いなどの状況から推察されることもあります。
不同沈下が生じていると判断された場合には、レベルなどにより相対沈下量を測定することとなります。



