左官職人
左官職人 飯田能三

18歳で左官の世界に飛び込みました。
家業が「レンガ屋」をしていた事もあり、将来、何かの役に立てばという安易な気持ちからでした。
それが28年たった今でも“左官”という仕事をしています。
鏝(こて)ひとつで造り上げる土壁の魅力にどっぷりと足を踏み入れ抜け出せなくなりました。

土壁の世界は本当に奥深く、土の混ぜ具合、鏝捌きによっていろんな表情を魅せてくれます。
施主さんとじっくり話し合い、ご希望をお聞きし、ご提案をさせて頂く。
そして、仕上がった時に喜んで頂けた時は本当に嬉しいです。

“左官”という仕事は“土に魂をこめる”という事。
“土”という自然素材にいつもふれていられる。
そんな仕事に少なからずの誇りと愛情を持っています。
施主が育てる 左官の技

左官は職人の世界です。
教えてもらうではなく、見て盗んで覚える。
土を練る事から覚え、弟子修行をしながら
親方や先輩がする仕事を見てまずは下塗りからはじめます。
そして、叱られながら技術を学んでいきます。

目の肥えた施主さんの中には
「その若い者に下塗りさせたらどうや」と言って下さる方もいます。
下塗りといっても重要で、下塗りの善し悪しで仕上がりの状態が大きく変わってきます。
京都の土地柄がそうなのか、親方以上に厳しいのが施主さんの目であったりします。
日本を愛する男 飯田能三

私は昔から音楽(ロック)が好きで、趣味でドラムをはじめバンドを組んで楽しんでいます。
最近は“和太鼓”にも興味を持ち、はじめました。
和太鼓の持つシンプルで力強い音色と心と体に響く心地よい振動。
何ともいえない魅力を感じています。

和太鼓の世界も知れば知るほど奥が深く、ただ単に叩くだけでは自分の思うような音にはなりません。
伝統を守りつつ、新しいリズムを自分で考え生み出していく。
“和”の持つ美しさ、力強さを表現する事の難しさは左官の世界と良く似ています。
そんな“日本ならではの文化”を大切に育てていかなければと思っています。

自然素材で造る家 京都聚楽壁・土壁 「飯田左官」

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