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土壁は、柱と柱をつなぐ貫(ぬき)に格子状に竹を縄で編み込んで下地とし、
その上に土を、粗塗り・中塗り・上塗りと塗り重ねて作られています。
土壁の種類は、上塗り土により聚楽壁、錆壁、紅壁などがあります。
「聚楽壁」は京都西陣の聚楽第跡地から産出される
良質な本聚楽土を使う伝統的な土壁です。
様々な歴史的建造物にも使用され、京都独特の“わびさび”の風情をかもし出します。
昔の日本家屋は木や土など自然素材のみで作られています。
土壁は主となる土にすさ(藁や麻、紙などを細かくしたもの)と
砂、水などを調合し作ります。
土壁には 、調湿作用があり、湿度が高い時には水分を吸い、
乾燥している時には水分を吐き出すといった湿度を一定に保つ効果があります。
また、化学物質などの有害な臭いやタバコ・ペットの嫌な臭いを吸着する働きもあります。
外壁を漆喰や珪藻土などの断熱効果の高いものにし、内壁を厚く塗ることで 冬暖かく夏涼しい家を造ります。
冷暖房がまだなかった日本家屋は土壁が天然空調の役割をしてくれていました。
自然のままの材料“土壁”には、日本の気候風土に合わせて快適に暮らせる先人者の知恵がつまっています。
歴史と文化の宝庫「京都」
1200年の歴史をもつ京都は華やかな貴族文化とともに京都独特の文化を育てました。
代表される神社・仏閣をはじめ様々な建築物には、繊細さと豪華さを持った装飾が施されています。
京都の建築物には国宝や重要文化財が多くあり、世界遺産にも認定されています。
新しく生み出す技術と後世に守り残す技術と伝統。
京都の町にはそんな技術と伝統が歴史的建築物だけでなく、町屋にもあります。
そんな京都の風土と伝統が繊細で巧みな建築技術を生み出し育てて行きました。
様々な建築技術と共につちかわれた京都の「左官技術」
時には、華やかな彫刻建築を引き立てる上品で繊細な土壁。
時には、華やかな建築物に負けない雅で風格ある土壁。
左官職人は土という素材と大切に向き合いながら“和の美”を創造し続けています。
そんな京都の土壁を代表するのが「聚楽壁」です。
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